グレースピリオドとは、日本では新規性喪失の例外規定が有名ですが、与えられる猶予期間のことを指します。知的財産の世界では度々目にする言葉ですが一般的には特許の場合が多く、出願に先駆けて発明を公表したとしても、一定期間は新規性が否定されず、権利を認められることをいいます。期間の長さは国により、例えば日本では6ヶ月、アメリカだと12ヶ月など、違いがあります。 商標におけるグレースピリオドは日本ではあまり耳にしませんが、アメリカや中国など、海外の手続きでは同名の期間が存在します。基本的には更新手続きが可能な期間を指し、商標権の満了日から6ヶ月などの一定期間です。 商標の更新手続き期間は、満了日の前後一定期間に設けられています。日本の場合、満了日の前6ヶ月以内に手続をするのが基本ですが、満了日を過ぎても追加の手数料を支払うことで一定期間は更新手続きが可能です。正当な理由(震災など本人に責任がない場合など)がある場合、満了日の後、最長1年間手続ができます。基本的には満了日前に手続をしましょう。 海外の商標更新手続きで、満了日後の手続き可能な一定期間をグレースピリオドと呼ぶのは、この点で猶予を与えられている期間だからと解釈することができます。