弁理士の大谷と申します。よろしくお願い致します。 今日は、埼玉県のR・Hさんという方から「自分で商標調査するときのポイントを教えてください。」という質問を頂きました。 特許庁のデータベースを使って自分で商標調査をするときには、3つのポイントがあると思います。 「区分」、「キーワード」、「判断」、この3つが重要になってくると思います。 まず、「区分」に関してですが、商標法では商品とかサービスを細かく45の分類に分けています。そして、45の分類の中にも類似群コードと呼ばれるものがあって、細かく細かく分かれているんですね。その中の類似群コードを選んでいくというのが、調査するうえで非常に重要になってきます。つまり、商標をどのような商品に使うのか、どのようなサービスに使うのか、そして、その商品とサービス、これがどの類似群コードに該当するのか、これを正確に決めていく、これが非常に重要なポイントとなります。 次に、「キーワード」。このキーワードというのは、例えば、文字商標だったとして、ローマ字で読める商標だったとします。そのローマ字。当然、商標を考えた人は、そのローマ字から、こう読ませたいというキーワードが絶対にあると思うんですね。商標法では、称呼というんですけれど。しかし、必ずしもその称呼にならない可能性もあります。また、調査するうえで、そのキーワードと関係するいろいろな読み方であったりとか、例えば、真ん中で分けて判断されるとか、いろいろキーワードが必要になってくるんですね。先ほど言った、類似群コードとキーワード、これを確実に決めることによって調査というのができるのです。 そして、最終的にいろいろな登録候補が出てくるんですけど、その登録候補の中で自分の商標に類似しているのか、類似していないのか、という「判断」を最終的にします。この判断なんですが、基本的にはやはり経験をもとにすることになります。なので、初めてな方の場合は、やはり正確な判断はできないと思います。何度も何度もやることによって、特許庁の審査官がどう判断するのか、というのを経験則で覚えていくものです。なので、まず最初はご自身でやってみられて、不安があれば弁理士等に依頼をするのもいいことだと思います。 分からない点があれば、また、問い合わせ頂ければと思います。