中華商標協会と大連市政府が共催する「2013中国国際商標ブランドフェスティバル」が2013年6月14日、大連市で開催され、日本新華僑通信社が報じたところによると、現在中国には商標登録代理業者が1万7千社以上存在することがそこで明らかにされた。この件数は10年前に比べると20倍にあたる。(参照:中国の商標制度)

開幕式には国家工商行政管理総局の劉俊臣副局長や、大連市の劉万才市長、世界知的所有権機関(WIPO)の王彬穎事務次長が出席した。2005年開催の中国商標フェスティバルを前身として隔年で続いており、商標をめぐる体験交流や研究、情報配信、コンサルティングなどを包括した大型イベントとなっている。中国の経済成長とともに、今では国内外から注目を集める。

中国の登録商標数は近年急激に伸びており、代理業者を通じた登録出願手続きは年間150万件にもなるという。これは全体の9割を占める計算だ。

商標登録代理業者は広東省が一番多く、北京、上海、江蘇省と続く。それぞれの地域の経済の発展具合との関連性が見える。種類別に分けると、一般代理業者と法律事務所がそれぞれ半分を占めている。

中国への注目が高まっている証拠ですね。

経済崩壊が近いと言われながらも継続して経済発展が続いています。日本への特許出願件数は大幅に減少しているのと比べると(特許と商標の違いはありますが)、うらやましいことだと思います。

さて、しかし、代理業者が急増するということはサービスの品質もピンキリです。信用ならない業者も少なからずあると思います。直接中国へ商標登録されるのもよいと存じますが、相手が信用できるかどうかを見極める力が無いのであれば、有名事務所などに依頼する方が安全です。 値段は上がりますが信用度が違いますので。

日本であれば弁理士や弁護士以外には代理権が認められていないため、弁理士や弁護士として登録しているかを日本弁理士会や弁護士会のホームページで検索すればわかりますが、中国となるとそう簡単には調べられません。値段だけに惑わされないように注意して欲しいと思います。