「ゴールデンイーグルス」の商標権は、2004年当時、球界への新規参入を楽天と争っていたライブドアが先行登録していた。東北楽天ゴールデンイーグルスが日本シリーズを制した3日、当時ライブドア社の取締役を務めていた熊谷史人氏がそんな裏話をTwitterを通じて披露し話題を呼んでいる。(参照:商標権の範囲とは?)

「今まで、あんま公で話してこなかったけど、、ゴールデンイーグルスの商標権って、実はライブドアがおさえてたんだよね(笑)」。東北楽天ゴールデンイーグルスの日本シリーズ制覇を受けて、熊谷氏はこんなつぶやきに始まる一連のツイートを通じて驚きの裏話を披露した。

ライブドア社の公募による球団名は「仙台ライブドアフェニックス」だったが、その際に「めぼしい球団名を5こぐらい」押さえていたという。そのうちの一つであった「ゴールデンイーグルス」の名称を楽天が公表したときには「まじ、ビビったもんね(笑)」と熊谷氏。その後、同社がこの名称を先行登録していたことに気付いた楽天側が一括で買い取ったという。熊谷氏は「言いたかったのは、あの楽天が商標チェックを忘れてしまうぐらい、新規球団設立ってのは大変だってこと。」とも述べ、今回の楽天球団の快挙に祝福を送った。

元ライブドア取締役の熊谷史人氏のTwitterでの発言

面白い話です。
球団名を決定する前に調査を忘れてしまうってびっくりです。

ライブドアと楽天の関係が悪かったらとんでもないことになっていましたね。

この話からの教訓としては、どんなに忙しい状況でも商標調査は必ずしなくてはいけないということです。念頭に置いておくようにしてください。