3月10日、熊本県が発表したところによると、「ゆるキャラ」として有名な同県のキャラクター「くまモン」を利用した商品の2013年の売上高が449億4500万円となり、前年比の1.5倍を記録した。「くまモン」の快進撃は止まらない。
(参照:ゆるキャラで有名な「くまモン」の商標の使用料はいくら?)

「くまモン」は、九州新幹線全線開業をきっかけとして生み出された「くまもとサプライズPRキャラクター」。熊本県職員として、「熊本県営業部長」「熊本県しあわせ部長」を兼務しているという設定だ。

政治学者としても著名な蒲島郁夫知事と、同県天草市出身の小山薫堂氏(新幹線元年戦略アドバイザー)のタッグから生まれたと言える存在で、2011年の「ゆるキャラグランプリ2011」で優勝し人気に火がついた。

2013年の関連商品売上高の内訳は、ぬいぐるみなどの関連グッズが175億5700万円(前年比3.7倍)、菓子などの食品が273億8800万円(前年比1.1倍)となっている。また、日銀熊本支店の試算によれば、2011年11月から2013年10月までの経済への波及効果は1244億円、パブリシティ効果は90億円とされている。

同県は、「くまモン」の商標を無償開放しており、2013年12月末の利用許諾数は1万4888件にのぼる。しかし、商品の生産地である中国で関連グッズが横流しをされるなど、最近では、いわゆる海賊版問題に頭を悩まされている。

今後は、知名度を高めるためのロイヤリティフリーの姿勢と、税金を使ったプロモ―ションとのバランスを踏まえた上で、適切なパテント管理を行うことが求められそうだ。

くまモン関連サイトまとめ

「くまモン」凄いですね。

最近は「ふなっしー」に少し押されている感がありますが、やはり根強い人気ですね。

次に有名になるのはどんなキャラクターでしょうか。