パソコン・ゲーム関連の雑誌や単行本を刊行する普遊舎(秋田県大仙市)は、今年2月、同社から刊行された『ULTIMANIA(アルティマニア)』を題名に冠した一連の書籍について、その販売を中止した。(参照:インターネットで行う「エコ出願」 近畿大学が商標とロゴを無償貸与

『ULTIMANIA』は、スクウェア・エニックス(東京都新宿区)の登録商標で、今回の措置はスクウェア・エニックス側からの販売中止の申し入れを受け入れたもの。

今回、晋遊舎が販売を中止したのは、「ワンピース最強考察」「ワンピース最強考察プラス」「ワンピース最強考察Z」「ドラえもん最強考察」「ポケモン最強考察」「AKB48最強考察」の6点。同社は、これらの題名部分に『ULTIMANIA』の表示を掲載していた。

『ULTIMANIA』は、スクウェア・エニックスが発行するゲーム攻略本のシリーズ名称で、スクウェア・エニックスはその商標登録も行っている。晋遊舎の一連の書籍は、スクウェア・エニックスの許諾を得ずに発行されており、スクウェア・エニックスが販売の中止を申し入れていた。

晋遊舎は、自社のウェブサイトに謝罪文を掲載。スクウェア・エニックスの許諾を得ることなく「『ULTIMANIA』という語を記載したことは、配慮を欠いた行為でした。このことによって株式会社スクウェア・エニックス様にご迷惑とご不快をお掛けしたことにつきまして、深くお詫び申し上げます。」としている。

許可を取っていなかったことにびっくりです。

ゲーム業界の慣習ではOKだったのでしょうか。

詳しくないので分からないのですが、今後は本を楽しみにしている読者のためにも、許諾を得るか、商標権を取得して出版することを望みます。