出願から7ヶ月 『津久井在来大豆』 商標権獲得

2013年6月19日、神奈川県相模原市緑区の津久井郡農業協同組合(JA津久井郡)が、地大豆の「津久井在来大豆」のブランド強化に乗り出すことが明らかになった。
(参照:「ゴールデンイーグルス」の商標権は、ライブドアが先行登録していた!)

地大豆とは、大豆の中でも特定の地域在来種を指す。津久井在来大豆は、もともと相模湖町千木良が原産地とされる種で、甘みが強く、深いコクが特徴とされる。大豆は食料や食物油の原料としてはもちろん、女性ホルモンと似た働きで知られる成分イソフラボンや植物性タンパク質としての役割も注目されており、これから厳しい市場争いが見込まれる農業で期待のかかる農作物となる。

津久井在来大豆はすでに「かながわブランド」に認定されているが、独自のブランド確立に向けて余念が無い。産地標準系統種子を採取し、ロゴマークを作成。2012年10月に商標登録を出願し、今年5月下旬に商標権を獲得した。

商標権の設定についてはまだ細かい調整の最中だが、商標登録を機に今後は生産量を増やし、大豆だけでなく味噌などの関連商品を開発し、ブランドの強化を通じて地域の農業を活性化させようとしているという。

地域ブランドの保護は日本の経済にとって非常に重要なことです。

TPPの交渉にも参加しているので、農業を営む方々も将来を見据えてブランド力の強化を検討されるべきだと存じます。

しかし、ここから先は苦言になりますが、かながわブランドに認定されているにも関わらず、商標登録されたのが今年の5月というのは遅いと思います。ブランド認定される前に出しておくべきではないでしょうか。弊所にご依頼頂いている多くのお客さまは、ビジネスの立ち上げ前や、新商品の発売前、新ビジネスの展開前など、早め早めに商標登録出願をしています。地域団体商標としての出願であれば広く知られている必要があるので遅くなるのも分かりますが、通常の出願であればもっと早めに出願すべきです。

ビジネスのスピードが非常に早くなっている世の中で、農業はそのスピードについていけていないのではと感じます。もっと専門家を活用して他のビジネスのスピードに負けない競争力を付けて欲しいと思います。

また、海外出願はしているのでしょうか。TPPに参加する可能性が高い現状でブランド力強化を図るのであればTPPに参加する可能性が高い国々でも商標権を取得するべきではないでしょうか。海外を一切視野に入れていないのであれば別ですが、輸入品と勝負していく以上、海外も視野に入れたブランド力の強化を図るべきだと思います。海外出願をしているか否かまでは調べていないので、海外出願をしているのであればいいのですが と、書きながらやはり農業を営む方々だけでは限界があると思いますので、国としてブランド力強化に対して支援をしていくべきだと感じます。ブランド力強化のためのマニュアル作りや専門家に相談するための助成金、権利化のための助成金など。国、地方ですでに助成金制度は沢山ありますが、沢山ありすぎるのが逆に分かり難くしています。問題や要望があるとその度に増えていくので。もっと分かりやすい助成金制度も確立して欲しいと思います。

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