2017年6月20日、音響機器ブランドの「AIWA」が復活することがに明らかになった。ソニーが保有していた商標を秋田県の通信機器メーカーが取得して製品展開を開始する。
(参照:ハナマルキ味噌のCMサウンド、音商標として登録

新たに商標を買い取り、製造販売を開始するのは、秋田県の「十和田オーディオ」となっている。同社が設立する新会社「アイワ」が製品企画をし、中国の工場において製造、国内の家電量販店などで販売していく予定だ。2017年9月末には販売を開始し、CDラジカセや4Kテレビなどを取り扱っていく。2020年東京オリンピックへ向けての買い替え需要を見込んで、廉価版テレビを中心に展開する戦略だ。

アイワは1951年創業のオーディオ機器メーカーであり、1969年からはソニーのグループ会社として「AIWA」ブランドでのオーディオ機器を販売した。手ごろな値段と高いクオリティが好評で、アジアのマーケットでも大きなシェアを誇っていた。しかし2008年より、グループ内でのすみ分けができないと音響機器の製造販売を中止していた。

以前は、「AIWA」のミニコンポやラジオなどを電気店などでよく見かけました。大手家電メーカー製品と比較して、価格が割安なので、よく「AIWA」製の音響機器を購入したものでした。

それが、いつの間にか、見かけなくなりました。家電の販売方式も大きく変わり、中小零細の電気店の多くは消滅し、全国チェーンの家電量販店がどこへ行っても店舗を構えている状態となっています。

「AIWA」は結構覚えている人が多いでしょうから、今回のブランド復活が大成功を収める可能性もあります。

いずれにしても、現時点で、懐かしの「AIWA」ブランドが復活した場合に、どのような影響があるかは興味津々です。