雑誌の名前は商標登録した方がいいでしょうか?
知的財産権に対する意識は近年ますます高まっており、それに伴い、知的財産権の侵害に対する訴訟等の件数やそれに対する損害賠償額も増大する傾向にあります。
したがって、新しい名前の雑誌を出版しようとする場合には、その雑誌名と同一の名称又は類似の名称が他人によって商標登録されていないかどうかを、調査することが必要です。
この調査を怠ると、せっかく多大な労力を費やして雑誌名を考案し、デザインを組み、印刷を終えて、いざその雑誌を販売した瞬間に、その雑誌名と同一又は類似の名称を商標登録している他の出版社から、商標権侵害により訴えられ、雑誌の販売ができなくなる可能性が発生します。
この事態が発生した場合には、多大な損害を蒙ることになります。
もちろん、自分が考案した雑誌名の商標登録をしておけば、このようなリスクは防ぐことができるので、それにこしたことはありません。
逆に、自分が考案した雑誌名と同一又は類似の雑誌名で販売する者がいた場合に、その者に対して、その雑誌の販売の差し止めや損害賠償の請求をすることができるようになります。
いずれにしても、知的財産権に関する注目が高まっている近年の状況下においては、商標に関するトラブルを防止するために、考案した雑誌名はきちんと商標登録をして、その上で、安心してビジネスに取り組んだ方がベターな選択と言えます。
※「CUTiE」は、複数の区分で商標登録されています。
※「Zipper」は、複数の区分で商標登録されています。
※「SPUR」は、複数の区分で商標登録されています。
※「nonno」は、複数の区分で商標登録されています。