サービス名と社名が違います。会社名を商標登録した方がいいでしょうか?
社名も商標登録した方がいいです。 事業が成功してサービス名が有名になると、当然にサービスを運営している会社名も有名になります。そして、サービス名が有名になった時には、会社名をサービス名として用いて類似の商品を販売する他社が現れるかもしれません。 もし、その他社が品質の劣る商品を販売すると、関係のない貴社の信用まで失ってしまうかもしれません。さらには、競合する他社は、貴社の会社名が商標登録されていないことを知って、わざと会社名を貴社のサービス名が登録されている区分と同一又は類似の商品を指定して、商標登録するかもしれません。 その場合には、貴社では自社の商品に会社名をはっきりと表示することができなくなります。 その上、競合他社が貴社の提供するサービスについて、貴社の会社名を使用することに関し、ライセンス料を請求してくることも考えられます。 このような事態が生じますと、非常に大きな損害を蒙る可能性があります。上述のような危険性を考慮した場合、登録する商標の数を増やすことは、それなりに経費がかかることではありますが、将来的にそのサービスの販売の拡大に伴い商標権に関するトラブルが予想される場合には、社名の商標登録もしておいたほうがよろしいと思います。 例えばパナソニックは、現在では会社名にもなっていますが、以前は松下電器産業株式会社という社名で、製品はPanasonic、販売店はNationalというブランドで運営されてきました。「松下電器」「Panasonic」「National」のいずれも下記の様に商標登録されています。 松下電器の商標
【登録番号】第3170654号 【権利者】パナソニック株式会社
Panasonicの商標
【登録番号】第5136664号 【権利者】パナソニック株式会社
Nationalの商標
【登録番号】第5386718号 【権利者】パナソニック株式会社