特許庁は2015年4月10日に知的財産権制度の発展に貢献した「知財功労賞」の受賞者を発表した。

経済産業大臣表彰として久光製薬株式会社が「Hisamitsu」「サロンパス」などの音商標、動き商標、位置商標、匂い商標等の商標を、制度を導入した海外の国々で商標登録をした取り組み、日本の商標法改正や新しい商標制度の普及啓発につながったことが評価されて受賞。

特許庁長官表彰として、福岡県の株式会社東洋新薬と北海道のホクレン農業協同組合連合会が受賞。

東洋新薬は取引先が安心して使える商標の提案をして取引先をサポートしていることを評価されて受賞。東洋新薬では「フラバンジェノール」について、海外の39カ国で商標登録している。

北海道のホクレン農業協同組合連合会は、商標登録出願530件の実績や地域団体商標「北海道米」「十勝和牛」を登録。また海外でも便乗商品や模倣品防止の対策として、東南アジアや米国、ロシアなど11カ国に出願(参照:外国へ一括で国際商標登録出願)していることを評価され受賞した。

海外での商標権の侵害の対策、取引先へのサポートとしてこうした久光製薬、東洋新薬、ホクレンのような先進的な取り組みを参考にされてはいかがでしょうか?