2015年11月13日に、教育機関向けインターネット写真販売サービス「はいチーズ!」が商標登録されていたことが判明した。
(参照:青森県 青森空港除雪隊「ホワイトインパルス」を商標登録

商標権者は運営会社である千株式会社となっている。今後の需要拡大が見込まれており、2016年には国内および海外への拠点拡充を計画している。

「はいチーズ!」は幼稚園や保育園にプロのカメラマンが赴いて、先生方や保護者に代わって園児たちの写真を撮り、現像ののち配布するというサービスだ。

運動会や発表会などのイベントでは、さまざまな役目をこなしながら園児たちを撮影する先生方や、自由に園児たちに近づいて撮影できない保護者の代わりに専門で撮影を担当する。

撮影された画像は自社サイトにアップロードされるので、保護者は自由にアクセスして閲覧できるほか、ほしい画像を購入することもできる。同社のモットーは「一枚の写真から千の笑顔を。」、サービス開始以来約3,000団体の教育機関が利用している。

写真販売サービス「はいチーズ!」は、サービス開始以来約3,000団体の機関が利用したとのことですが、その結果、多くの人々に認知されているはずです。そうすると、その認知度を利用した他の企業によるブランドの盗用が起こる可能性が高まります。

ブランドの盗用が起こると、まず、顧客が奪われます。次に、質の悪いサービスをそのブランド名を用いて提供されるため、ブランドイメージが悪化し売上に悪影響を与えます。ブランドイメージを作り上げるには、長い時間と膨大な努力が必要です。それが崩されることは大変な損失です。

そういった観点から、千株式会社の「はいチーズ!」の商標登録は適切な対応であると言えます。商標登録がなされると、ブランドの盗用に対しては、法的手段で対抗できるようになり、そして、そのことがブランドの盗用を考える企業に対する抑止力にもなります。