2022年1月21日、特許庁は島根県の美郷町による「長寿県長寿町」を商標登録した。今後はさらなる高齢者の生きやすい地域を目指し、健康寿命の延伸に注力していきたいとしている。 (参照:大学理念「にんげん大好き」を商標登録、島根県立大

美郷町は人口10万人当たりの100歳以上高齢者数が9年連続で日本一という高齢者比率の高い地域となっている。島根県の山間部に位置し、人口は約4000人の小さな自治体だ。健康な高齢者が多く、まさに「長寿県長寿町」にふさわしい土地柄といえる。

通常は高齢化率の高さはデメリットととらえられがちだが、それは高齢者が健康で長生きするためでもあることに着目し、「長寿県長寿町」として前向きに取り組んでいく注目すべきケースとなっている。

特定健診やがん検診の受診率を高めるため、AIを活用したデータ分析によって未受信者へのきめ細やかな対応を目指す。また、病気の重症化予防により、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を事前に予防するための保健指導にも取り組んでいく構えだ。