2022年1月、秋田県は同県産米「サキホコレ」の中国および香港での商標登録を行なった。今後の海外輸出を見据え、ブランディング保護を強化したい考えだ。 (参照:秋田新品種米「サキホコレ」が香港で商標出願

登録されたのはカタカナ表記「サキホコレ」およびアルファベット表記「SAKIHOKORE」の2種類となっている。同県秋田米ブランド推進室の主導により中国・香港および台湾で同ブランドの商標出願を行い、中国と香港で登録が完了し、台湾での登録も2022年度中に完了する見込みとなっている。

「サキホコレ」のパッケージデザインの商標出願も行っており、香港では登録が完了し、中国と台湾では現在審査中となっている。さらに無断栽培を防止する品種登録を中国と韓国で出願中である。

「サキホコレ」は2021年秋に本格的な販売を開始した、秋田産の新しいブランド米である。初年度の生産量400トンを今後拡大し、2026年には2万トンを目指している。日本国内の人口減少による市場縮小を見据え、海外への販路拡大を目指していく構えだ。