インターネットの動画共有サイトの「YouTube」は、どのような区分で商標登録を行っているのでしょうか。特許庁のデータベースで登録商標の調査をしてみました。
(参照:インターネットソフトの「ADOBE」が登録されている区分は?)
「YouTube」という商標は、グーグル インコーポレイテッドにより標準文字商標として、2006年7月28日に第38類、第41類、第42類で出願、2006年10月27日に商標登録されました。
「You Tube」という商標は、図形と文字の結合商標として、2006年7月28日に第38類、第41類、第42類で出願、2006年10月27日に商標登録。
2011年10月5日に第25類で出願、2012年3月16日に商標登録。
2008年10月16日に第9類、第35類、第38類、第41類、第42類で国際商標登録出願、2010年7月16日に商標登録されました。
「YOUTUBE」という商標は、標準文字商標として、2011年10月5日に第25類で出願、2012年3月16日に商標登録されました。
文字商標として、2008年10月29日に第9類、第35類で国際商標登録出願、2010年7月16日に商標登録されました。
「YouTube」が登録されている商標の区分
第9類:録音・録画済みのビデオテープ、ビデオディスク、CD-ROM、磁気テープなど
第25類:被服・履物など
第35類:広告、事業の管理、運営
第38類:電気通信
第41類:教育、訓練、娯楽、スポーツ、文化活動など
第42類:科学技術、産業に関する調査研究、ソフトウェアの設計・開発
思ったより区分数は少ないですね。
第38類、第41類、第42類を基本として、その後第9類や第25類で権利化を図っています。
私が代理人の場合、おそらく第9類、第38類、第42類を最初におすすめし、その後第41類などを進めていくと思います。
いずれにしても、動画配信の場合、第38類と第42類は必須ですね。