2019年6月14日、国内製油大手のJ-オイルミルズは「おいしさデザイン(R)」ならびに「おいしさデザイン工房(R)」を商標登録した。「あぶら」の新たな利用法や可能性を追求、アピールし、顧客に向けプレゼンしたいとしている。

(参照:群馬の道の駅グルメ「デビルズタンバーガー」が商標登録

商標権者は株式会社J-オイルミルズとなっている。「おいしさデザイン(R)」とは同社が掲げる企業理念であり、主要取扱品目である「あぶら」がもつ価値や可能性を追求、付加価値を高めていくミッションとなっている。

「おいしさデザイン工房(R)」は、「おいしさデザイン(R)」を追求する場として新設されたプレゼンテーション用施設である。「おいしさデザイン工房(R)」は2018年7月に東京都中央区八丁堀に開設された。

プレゼンテーション機能として、個人顧客向けに美味しい食べ方の提案、企業向けにおいしさを実現するための製品開発や素材提供などを行っていく予定だ。また、製菓製パン向けのアプリケーション開発を行なっているテクニカルアドバイザリーセンターも移転した。

今回商標登録されたブランドは、「おいしさ」「デザイン」「工房」といった単純な言葉の組み合わせて構成されています。ブランドを構成する一つ一つの言葉を見ると、何の変哲もありませんが、組み合わせると、J-オイルミルズの企業理念を的確に表現したネーミングとなるので不思議なものです。

単純な言葉の組み合わせであったとしても、そのネーミングが決まるまでは、多くの方々が関わり、繰り返し繰り返し検討が行われたことは間違いがありません。顧客の心をつかむネーミングは販売に非常に良い影響を与えます。

そういったことで、ネーミング(ブランド)には非常に高い価値があるのですが、商標登録を行えば、そのブランドの第三者の模倣を防止し、その価値を維持することが可能になります。