2019年2月、群馬県東吾妻町は「デビルズタンバーガー(Devil’s Tongu Burger)」を商標登録した。道の駅の活性化に加え、町おこしの起爆剤への活躍が期待されている。(参照:群馬県産ニジマス「ハコスチ」、商標登録

「デビルズタンバーガー」は群馬県東吾妻町にある道の駅「あがつま狭」で販売されているご当地ハンバーガーである。群馬県の名産といえば有名なのがこんにゃく。こんにゃくの花が赤く長く舌のように伸びていることから、こんにゃくは英語で「デビルズタン(Devil’s Tongu)」と表現されており、直訳すると「悪魔の舌」となる。

これにちなんで、同道の駅では独特のベーコンバーガーを開発し、「デビルズタンバーガー(Devil’s Tongu Burger)」と名付けて売り出している。

「デビルズタンバーガー」は大きめのベーコンが、まるで往年のロックバンド「ローリングストーンズ」のロゴマークのようにバンズからベロっと垂れ下がっているのが特徴だ。豚ひき肉とこんにゃくのメンチカツも挟まれていて、ボリューム感がある。

今回登録された商標の登録権者である群馬県東吾妻町は、「デビルズタンバーガー」のロゴマークの使用要綱をつくり、他の業者にも広めて、町おこしにつなげたいと考えています。

商標登録がないただのネーミングだと、こういった活動は行いにくいのですが、登録商標だと、登録されたネーミングの信用度が増してくるので、広範囲に宣伝することや、他業者に利用を進めることが容易になります。

商標登録の最大のメリットは言うまでもなく他人の勝手な使用を防止することですが、その他にも、商標の信頼度が増すことで、組織的かつ計画的な広告宣伝活動を実施し、販路の拡大につなげていくことができるという効果も見逃せません。

今回登録された「デビルズタンバーガー」が、群馬県東吾妻町の町おこしに重要な役割を果たすことが期待されます。