2019年6月25日、株式会社Toreru(トレル)は商標検索エンジンサービス「Toreru商標検索」をリリースした。これにより専門知識のない中小企業や個人が手軽に商標検索でき、商標登録へのハードルが下がることが期待されている。 (参照:自分で特許庁の無料サービスを使って 文字と図形の結合商標を検索/調査する方法

今回リリースされた「Toreru商標検索」では、AIを活用した類似画像検索を使うことで、似ているロゴをより似ている順番に表示させることが可能となった。これまで広く活用されてきた経済産業省運営の「J-PlatPat」という商標検索サイトでは、特にロゴ商標の検索が困難だった。

それというのも検索の際に「ウイーン分類」と呼ばれる検索コードを用いて、出願を希望しているロゴに類似したものがないかを調べる必要があった。

また優良検索サイトからは類似画像検索が可能であったが、「Toreru商標検索」は完全に無料で活用でき、資金力のない中小企業や個人にとってのハードルが下がると期待されている。

株式会社Toreru(トレル)にとっても、同社を利用した商標出願をサポートでき大きなメリットとなっている。

商標検索と言えば、経済産業省(特許庁)が提供している「J-PlatPat」が有名です。「J-PlatPat」は、インターネットを通じて誰もが無料で利用できるので、多くの方が利用しています。

今回リリースされた「Toreru商標検索」は、「J-PlatPat」では難しいロゴ商標の検索機能が充実しているという特徴があります。商標登録を出願する前に、出願する商標と同一又は類似した商標が既に登録されていないかどうかを調べる商標検索を実施することは、非常に重要です。

商標検索を実施しないで出願した場合、同一又は類似した登録済の商標の存在を理由に拒絶査定となる可能性が非常に高まります。

今回、「J-PlatPat」が手薄な分野であるロゴ商標の検索に強い「Toreru商標検索」がリリースされたことで、商標検索がより実施しやすくなります。