2月20日、大阪府警は自身の制作したホームページに鉄道会社のロゴマークを無断で掲載したとして、愛知県豊田市の会社員、内藤雄介容疑者(32)を商標法違反容疑で逮捕した。同容疑者は、ロゴマークを用いることで公式ホームページを装い、広告収入などを得ていたと見られている。(参照:偽ブランド服を大量所持。商標法違反容疑で男女5人逮捕。約11億円を売り上げか)
問題のホームページには、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星」の公式ロゴマークや「ななつ星 in 九州」の文字、近鉄のロゴマークや「近畿日本鉄道」の文字、同社の特急「しまかぜ」のロゴマークなどの商標登録が無断で掲載されていた。
サイトの内容自体は、列車の時刻表や客席の紹介、沿線の観光情報などを掲載するものだったが、乗車券が予約できるように見せかける偽装などもなされており、大阪府警は、同容疑者がロゴマークを掲載して公式ホームページを装うことで広告収入を獲得することを狙っていたと見ている。
実際に、同サイトには複数の旅行会社のバナー広告が付されており、同容疑者はいわゆるアフィリエイト(成果報酬型広告)収入を得ていた模様。