2013年5月2日、世界的なスポーツ用品ブランドの「adidas(アディダス)」が中国の「adivon(アディボン)」社を商標権の侵害で訴えていた裁判について、中国の新京報をはじめ、国内関係紙が和解に至ったと報じた。 (参照:中国で新しい商標法が年内に発表。中国での日本企業の知的財産権はどうなる?) 訴えられていた「adivon」の商標は名前の響きが似ているだけでなく、3本のストライプが三角形を形成するロゴも似ており、中国名である「阿迪王」も、アディダスのブランド中国名「阿迪達斯」に酷似していた。 2008年8月より、実に8年間に渡って争われてきた裁判だが、「adivon」が商標を「adidas」に譲渡し、今後はロゴマークもあわせてこの商標を使用しないという約束で和解が成立したという。違反した場合の賠償金は、300万元と言われている。 「adivon」社は2006年に設立され、今では国内におよそ3,000店舗を展開。年間1億元を超える売上高を誇る大企業となった。和解に至った背景には、模倣企業は卒業しなくてはという経営の意図があったのではないかとも言われている。 一方で、「adidas」側は本件がまだ審理中であるとして、現段階のコメントは控える姿勢を見せている。
adidasの中国での裁判がようやく決着するようですね。和解と言っても基本的にはadidas側の勝利のようです。(参考:中国の商標制度) しかし、実際は相手側もadidasのブランド力に乗っかって大企業に成長したのですから今更負けても痛くも痒くもないというところでしょう。 中国のニュースとなると、モノマネのオンパレード(実際そうですが)でどうしょうもない国だなと感じるでしょうが、日本も同じ道をたどってきました。 また、中国のニュースを笑っている人の中にも実は他人の知的財産権を知らないうちに侵害している人がいます。 中国のニュースを見て呆れるだけでなく、知的財産というものに対する知識を身につける必要があるのではないでしょうか。 とはいえ、中国の模倣技術は凄いです。中国の見本市などに行くと、片っ端から模倣品だったりしますので。