2013年9月24日、JAおきなわと県地域ブランド事業協同組合が那覇市内のJA会館で記者会見を開き、「沖縄シークヮーサー」の地域団体商標を共同出願したと発表した。
(参照:沖縄県 新ブランドの商標登録完了を発表 スターフルーツ「美ら星」とは)
出願は20日に完了しており、半年から1年の間に登録が完了するとみられている。また、続けて10月上旬には「沖縄シークヮーサージュース」と「沖縄シークヮーサードリンク」の地域団体商標も共同出願する予定だ。
地域団体商標制度は、特産物の保護や競争力の向上を目的に2006年4月1日から始まった。本来であれば地名などの広く知られた固有名詞や、一般的によく使用される名詞は商標として登録できないが、地域団体商標制度では特産物などの産地は例外的に認められている。すでに本制度を利用し、全国各地の特産物や温泉名などが500件ほど登録されている。
今回の取り組みは全県的なもので、生産農家や加工および販売業者46団体が参加している。地域団体商標を確保することで、他県産地のかんきつ類や外国産類似品などとの差別化を図り、県産シークヮーサーのブランド力強化につなげる狙いだという。