2021年9月16日、神戸牛の原皮をなめした「KOBE LEATHER」が特許庁に地域団体商標された。今後は神戸牛の世界的なブランド力を元に、世界へ発信していく計画となっている。 (参照:兵庫県産和牛「三田牛」に新ブランド誕生「廻」

商標権者は神戸レザー協同組合となっている。神戸牛からとられた皮革は、これまで他の地域で生産されていた牛革と同様に流通していた。しかし、同組合は神戸牛の世界的なブランド力に着目し、提携することにより、「KOBE LEATHER」としてブランディングしてきた。

神戸牛は神戸肉流通推進協議会により認定されたものだけが名乗れるブランド牛肉で、個体識別番号により一頭一頭管理されている。同組合は協議会と提携、「KOBE LEATHER」も神戸肉の個体識別番号によって個体による管理をすることで、牛の出生から皮革製品になるまでの全行程を明確化している。

「KOBE LEATHER」を使用した製品には管理タグが貼付され、証明情報を閲覧できるのが特徴だ。また、バッグや小物、インテリアなど製品化にも組合として取り組んでいる。