2022年3月15日、特許庁は富山県産梨の商標3件を登録した。県産梨の売上アップおよびブランディングを進めたいとしている。 (参照:富山県氷見産ぶり、「ひみ寒ぶり」として商標登録

登録された商標は「幸せの梨 幸水」、「The Happy Pears」および「えくぼなし」となっている。商標権者は前富山市長の森雅志氏であり、同氏は富山県呉羽地区で呉羽梨を栽培している。2021年3月15日に商標出願し今回の登録となった。

梨などの農作物は台風やひょうなどの被害を受けると味は良いのに売り物にならないことが多く、一年間の栽培努力が無駄になってしまうのが大きな課題だ。そのような傷を「えくぼ」に例え、傷のある実を「えくぼなし」という商標で販売する。

また生産している幸水梨がほかの地域の幸水梨と混同しないよう「幸せの梨 幸水」、「The Happy Pears」を登録した。登録した商標は地元の生産農家に自由に使ってもらい、呉羽梨のブランディングをしたいとしている。富山県の梨の生産量は年間約3,000トンとなっている。