2020年5月11日、特許庁は株式会社ゴーリストの「HRog」を商標登録した。人材業界専門メディアとして、さらなるサービスの展開を進めていく構えだ。 (参照:集客メディア「キャククル」が商標登録

商標権者は株式会社ゴーリストとなっている。登録されたのは「HRog」(フロッグ)である。同社は2011年創業の企業で、人材情報や求人情報を発信する人材業界専門メディアとして、人材業界ニュースや市場動向、インタビュー記事などを発信している。

メインメディアの「HRog」を始め、求人媒体の分析や調査ができる「HRogチャート」、時給分析ができる「HRogマップ」など各種メディアを駆使している。例えば、「HRogマップ」では、日本各地でさまざまに異なるアルバイトやパートの時給の状況を、地図上で視覚的に確認することができるツールとなっている。

「HRog」では、マスコットキャラクター「ふろぐん」を活用してYouTubeによる情報発信も行っている。2020年4月からはCGアバターを使ったVTuber化を果たし、さらなる躍進が期待されている。

普通のビジネスにおいても、「マーク」や「ネーミング」などの知的財産が重要な役割を果たすことは言うまでもありませんが、ネットビジネスにおいては、その重要性はさらに増加します。

ネットビズネスにおいては、検索してくるユーザーに強い印象を残せるネーミングを考案できるかどうかが、提供するサービスの質の高さと同じように、成功の重要な鍵となります。

ただし、そういったネーミングを考案するだけでは不十分です。良いネーミングは、第三者の模倣に合いやすいという宿命を持っています。インターネットの中では、その傾向はさらに強まります。

そこで、考案してネーミングを商標登録し、第三者が模倣してきたときに法的対抗措置を取れるようにしておくことが、大切になります。