2020年2月20日、特許庁は集客メディア「キャククル」を商標登録した。今後、さらなる集客支援を求めた企業により活用されることが期待されている。 (参照:次世代ビジネスSNS「ダイレクトネットワーキングサービス」が商標登録 CXOバンク株式会社

商標権者は全研本社株式会社となっている。同社はBtoCおよびBtoBにおいてWebにおける集客支援を行っており、その実績は6,000件にもおよぶのである。今回商標登録された「キャククル」は、同社の集客ノウハウを業界ごとにコンテンツ化した。Web戦略の基礎知識や成功事例などを掲載したメディアとなっている。

同メディアからは、業種別の集客方法やWeb集客、オフライン集客、さらに集客を売上アップにつなげる施策などを学ぶことができる。Web集客ではポータルサイト運営や、動画活用マーケティング、アフィリエイトサービス、ライティング代行サービスなど様々な手法が紹介されている。

登録されたのは標準文字であり、第35類・第41類・第42類の使役区分に登録されている。

「キャククル」と聞くと、一瞬、英語などの外国語のカタカナ読みのネーミングかと思いますが、すぐに、出所が「お客さんが来る」という日本語の短縮版「客来る」だと気が付きます。ウイットが効いたなかなか面白い名前で、多くの方は、一回聞いただけで覚えると思います。

情報技術がいくら進歩しても、インターネットがどんなに普及しても、できるだけ多くのお客さんに店に来て頂くことを目指すという商売の基本は変わりません。その「客来る」を、インターネット時代に合わせて外来語風にカタカナで表現したネーミングは絶妙です。

こういった優れたネーミングは、第三者に模倣されやすいという宿命を持っていますが、発案者である全研本社株式会社は、このネーミングの商標登録を行っていますから、この点でも安心です。