2020年9月2日、伊豆ぐらんぱる公園の「キンカジューのボルダリング」が商標登録された。オリジナルグッズも発売され、ブランド保護やブランディングアップを促進したい考えだ。 (参照:静岡県「浜名湖のり」が地域団体商標に登録

商標権者は株式会社伊豆シャボテン公園となっている。伊豆ぐらんぱる公園は、静岡県伊東市の伊豆シャボテン公園のグループ会社であり、シャボテン公園に隣接する遊園地となっている。この中に、伊豆高原グランイルミというLEDイルミネーションで電飾されたコーナーがあり、そこで話題となっているのが「キンカジューのボルダリング」である。

キンカジューとはアライグマ科の珍獣であり、「ハチミツグマ」との別称もある動物である。このキンカジューがボルダリングのホールドにつかまって壁面を登っていく様子を観察できるのが「キンカジューのボルダリング」となっている。

たいへん話題になっており、商標登録を記念してオリジナル商品も販売されることとなった。園内はもちろんのこと、オンラインショップでも購入できる。

今回の登録の商標権者である株式会社伊豆シャボテン公園は、「キンカジューのボルダリング」をモチーフにした商品を発売するとのことですが、こういった商品を販売した場合、必ず、模倣品が出回ります。

何故そうなるかというと、他人のブランドが持つ知名度を盗用すれば、2束3文の原価で作成できる商品を高く販売できるので、大きな利益を上げることができるからです。

もし、本物の販売者が商標登録をしないと、模倣品の販売により売上げが減少し、その分の利益を奪われることなります。しかし、今回、本物の販売者で株式会社伊豆シャボテン公園は商標登録をしております。

従って、模倣品の販売者に法的な措置をとることが可能になり、こういった事態を防ぐことができます。