2020年9月14日、特許庁は木製容器の耐水性を向上させる技術「MIZUSHIELD」を商標登録した。プラスチック容器の環境破壊が問題視される中、木製パッケージの基準を向上させてサステナビリティを高める取り組みとなっている。 (参照:木工房蔵 結婚贈答品「三連時計」、特許庁が商標登録

商標権者はカユーパッケージ株式会社となっている。同社は木製容器の製造販売をてがけている。現在、コンビニやスーパーで毎日大量に消費されているお弁当の容器はプラスチックが主流である。新型コロナウィルスの影響で持ち帰り弁当の需要はますます高まる一方、プラスチックの廃棄物が環境に与える影響が問題となっている。

カユーパッケージ株式会社では、木で作られたお弁当容器を作ることにより、その二つの問題を同時に解決する提案をしている。木製のお弁当容器を、耐水性を向上させる技術「MIZUSHIELD」によってより快適に使えるようになったという。「MIZUSHIELD」は商標登録だけでなく特許出願も行っている。

覚えやすく、語感も良く、ユニークなネーミングがあれば、顧客に強い印象を与えるので、そのネーミングを冠した商品を素早く、しかも、長期間にわたって、記憶してもらうことができます。

商品名を変更したら、売上げが30倍以上に増加したという事例もあるくらいです。(詳細は特許庁が公開している「事例から学ぶ商標活用ガイド2019」18ページをご参考下さい。)

今回商標登録された「MIZUSHIELD」も、木製容器の耐水性を向上させる技術という商品又はサービスの内容を的確に表現し、また、水という日本語と、SHIELD(日本語で防御するという意味)という英語を組み合わせた、ユニークで記憶しやすいネーミングです。

そして、商標登録をされていますので、悪意の第三者による模倣への対策もバッチリです。