秋田県大館市の大館曲げわっぱ協同組合が特許庁に申請しいていた「大館曲げわっぱ」が、2013年7月30日、正式に地域団体商標に登録されていたことがわかった。
(参照:福島県双葉郡浪江町の商工会が、地元名物「なみえ焼きそば」を商標登録出願)
大館曲げわっぱは、杉の薄板を加工して作る円筒形の曲げ物で、お弁当箱などで有名である。1980年から財団法人「伝統的工芸品産業振興協会」から指定される伝統的工芸品のひとつとなっており、秋田音頭の歌詞にも登場する。江戸時代に大館城代の佐竹公が領内の豊富な天然杉に着目し、武士の内職として広めたのが始まりとされている。
秋田県ではすでに「比内地鶏」などが地域団体商標に登録されており、本件は8例目となる。
プラスチック品が多く出回る中で、曲げわっぱの杉の香りや美しい木目は、現代その価値を見直されている。従来から普及しているお弁当箱やおひつ以外にも、コーヒーカップや照明といった新しい分野にも展開し、グッドデザイン賞も多数受賞している。
今後はブランド力の強化や信頼の獲得を経て、市の観光にも活用される見込みだ。
大館曲げわっぱ関連サイトまとめ
地域ブランドが増えるのは嬉しいことです。といっても、私も把握できなくなってきました。
居酒屋などに行って関係する地域ブランドは覚えられるのですが、なかなか全ては把握できません。
地域ブランドが増えるのは嬉しいですが、問題はそのブランドを広め、品質を維持し、地域の発展に寄与させることです。
地域ブランドが登録なってもそこがスタートラインなので頑張って欲しいです。