2021年11月30日、三重県津市のご当地グルメ「津ぎょうざ」が地域団体商標に登録された。今後は津の名物として地域振興に役立てたいとしている。 (参照:三重県産の鉱石「那智黒石」が地域団体商標に登録

商標権者は、NPO法人「津ぅ郷育委員会」となっている。県外で「津ぎょうざ」の名称で高額な揚げ餃子が販売されていたり、粗悪な類似品が出回っていることからブランディング保護の必要が認識され始めた。

同委員会は2018年、「津ぎょうざ」を販売する店舗で作る「津ぎょうざ協会」と、ボランティア団体「津ぎょうざ小学校」が合併して設立された。2018年7月25日に出願し、今回の登録に至った。

「津ぎょうざ」は揚げ餃子として1985年ころに学校給食に初めて登場したメニューで、その後一般にも普及していった経緯を持っている。直径15センチもの大きな餃子の皮に、自由な具材を入れて揚げるのが特徴である。

2019年にはご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」にて最高賞ゴールドグランプリを受賞した人気のメニューとなっている。