2014年7月13日から名張市美旗地区の「美旗メロン」が直売を開始し、好評となっている。初日にもかかわらず収穫されたばかりの美旗メロン500個が数時間で完売してしまう勢いだ。
(参照:特許庁、地域団体商標を英語で紹介する小冊子「Regional Brands in JAPAN」 を作成

美旗メロンは平成7年から技術指導のもとに栽培を開始し、平成17年にはJA伊賀南部美旗メロン部会を発足させ栽培農家も増加。美旗メロンは高い糖度が特徴で15度以上を誇る。また、青果肉と赤果肉の二種類があり、値は張るものの贈答用として人気を博している。

平成24年12月には、「美旗メロン」を特許庁に地域団体商標出願し、平成25年11月に商標登録が認められた。そのおかげでブランド力も増し、今回の売り上げ好調につながったとみられる。三重県ではこの美旗メロンのほかにも松坂牛伊勢茶、伊賀くみひも、伊賀焼などの地域団体商標が登録されており、地域ブランド振興に一役買っている。

美旗メロンの直売は名張市上小波田にある「JA伊賀南部カントリーエレベーター」で8月10日頃まで行なわれる予定だ。

美旗メロンの関連サイトまとめ

高度情報化社会といわれる現在、宣伝・広告が非常に重要になってきています。

ですから、どんなに優れた商品を開発・生産しても、宣伝・広告がうまくいかなければ、生産面における多大な労力が無駄になることがあります。

もちろん、宣伝・広告がいくら上手でも、製品の質が不良ではこちらもうまくいきません。

良質の商品の製造・生産と上手な宣伝・広告は車の両輪のようなもので、両方そろって売り上げの増大という成果を生み出します。

この宣伝・広告の中でも重要なのがブランドです。

長年の栽培技術の研究や厳しい品質検査を経てつくられた「美旗メロン」のブランドは、効果的な宣伝と組み合わせれば、非常に大きな販売に対する効果が期待できます。

しかも、地域団体商標の登録をしたとのことですが、それにより、使用権や禁止権など法律的な権利が生ずるのはもちろんですが、それ以外にも知名度が上がり、宣伝しやすくなり、また、栽培農家の士気を盛り上げます。

今後、美旗メロンの販売がますます好調になっていくことが予想されます。